アラジン観たよ！！！
２週間くらい前になりますけど、アラジン、観ました！！！！
公開前からジーニーは青いウィルスミスじゃん！とかって言われていましたが、映画見た後は「ジーニーはウィルスミスで、ウィルスミスはジーニーだ」としか思えないほどのはまり役でした。
個人的な話ですけれども、アラジンは大好きで、アラジン３部作のDVDとブルーレイのコンプリートセット持ってるくらい好きなんですよ。ディズニーシーにいったら毎回アラビアンコーストに住みたいと思うし、そもそもイスラム建築とかアラブ圏の雰囲気がたまらなく大好きなんですよね。
今回のアラジンはセットを組んで撮影されたそうですが、モロッコっぽい景観があったりカラフルな街並と王宮のきらびやかな装飾などワクワクします。
砂漠のシーンはヨルダンで撮影されたそうです。
映画の内容はアニメ版がベースではあるけれども別の映画と言ってもいいかもしれません。
ジーニーはもう説明要らないっていうか、ウィルはジーニーだったの？ って思えてきます。ラップやダンスなどウィルの持ってる才能大爆発という感じで、ウィルファンの人には美味しい作品かなあ。ウィルのキュートでクールな魅力が存分に発揮されています。
ジャファーはより詳しく描写されていました。どうしてそんなにサルタンになりたいか、冷酷さもむなしさも感じました。
アブーは最初見た時はギョッとするくらい猿なんですけど、ちゃんとアブーに見えます。
アニメ版では魔法のじゅうたんくんが一番の押しキャラなのです。もっとじゅうたんくんを見せてほしかった！！ってのが本音です。
アラジンは不安定な青年に見えました。ジャファーから誘われるときに、ジャファーとアラジンは似たような人間なんだ、的なことを言われてたと思うんですけど、ジャファーも昔は純粋な部分が少しはあったかもしれないに、どうしてこんな風になってしまったのか。と。
アラジンも何かが少し違えばジャファーのようになりかねない。
何が違うのか、ジャファーにはジーニーがいなかった。
ジーニーは魔人ですが、魔人の力は重要ではなく、願いをかなえるというプロセスで、自分の弱いところを見せないといけないじゃないですか。欲しいのに今手に入らないものを願うわけですから。アラジンはジーニーに王子ではないとジャスミンと結婚できないから王子にしてくれといったり、結婚したいがためにアラジンであるとばれてもジャスミンに嘘をつく姿をジーニーには見せれる。本当の自分を知っている友人であるジーニーがいたからジャファーほどこじらせていないのかなあ。なんておもったり。
実写版はなんといってもジャスミンですよ！！！！！
そもそもディズニー作品は最近のはそうでもないですけど、昔のものは古いジェンダー感というか、女性は王子を待つというものが多いですよね。その当時には良かったかもしれないけれど、これからの時代の子どもがみると時代劇くらい古臭い価値観に見える気がします。（いい作品だけど、古いジェンダー感なので自分の子供には小さいうちは見せないかも。という作品もあります）
でもそこはさすがディズニーです。アップデートされてました。王子を待つ女性じゃない。（ジャスミンはもともと王子を待つタイプの女性じゃなかったけど、もっと力強くなってました。）
Speechlessは名曲として残ると思います。
屈しない、黙ったままではいない。
今まさにジェンダーの壁やあらゆる壁があって、意見を押し殺している人、そうさせられている人への歌だと思いました。
一番印象に残っているのは、ジャファーが玉座を奪った時に、サルタンを捉えろと命令され、兵士のトップであるハキームがジャスミンの言葉を聞いて自分で仕える人を選択したところ。
権力とは何か。国のトップに相応しい人物は誰が選ぶのか。
アニメ版のサルタンは可愛い可愛い、って感じですけど、実写版はちゃんと政治してそうでしたね。
最後にとーっても大事な人。ダリア！！！！！！彼女がいないとジャスミンとアラジンは仲良くなれてないのでは？？？
ダリアがジーニーから花束をもらうシーンはめっちゃキュートです。
現代社会へのメッセージが多くなっていて楽しいけれどそれだけじゃない刺激のあるお話でした。
そしてそして、映画館で全力楽しもうと思ってなるべく情報を入れずに見に行ったんですけど、最後にBig surprise！！！！！！主題歌！！！！Zayn！！！！！！！もうびっくりしました。はあーーーZaynの歌声が聞けるなんて思ってもいなかったから、エンディングでめちゃニヤニヤしてしまった。
というわけで、キャスト、衣装、セットの美しさ、主題歌、ストーリーと何をとってもグレードアップされてました。
もう私の中で完璧に近い。大好きな映画です。
近いうちに吹き替え版を見る時間を作ります。
